瓜谷 章 大会長 御挨拶
日本放射線安全管理学会第17回学術大会は、平成30年12月5日(水)〜12月7日(金)の3日間の会期で、名古屋大学野依記念学術交流館において開催されます。名古屋大学での学術大会は、平成18年の第5回大会以来、12年ぶりの開催となります。前回同様、盛会となるよう実行委員一同、懸命に準備を進めております。
大会1日目は一般セッションに加えて、放射線施設管理者にとって喫緊の対応課題となっている「法令改正」に関する企画委員会セッションを予定しています。
2日目は午前中の一般セッションに加えて、午後にはCERNのM. Silari教授をお迎えして、演題“Clearance from regulatory control in Switzerland of CERN’s very weakly radioactive waste”の招待講演を予定しております。さらに、原子力規制庁の事業である「放射線防護研究ネットワーク形成推進事業 」と関連した「短半減期核種の放射線安全管理の現状と課題」の特別セッションを設けたほか、ポスターセッションを実施いたします。夕刻の懇親会は、今までの学術大会とは趣を変えまして、サッポロビール名古屋ビール園にて開催いたします。どうぞ奮ってご参加ください。
3日目は、一般セッションに加えて、「放射線施設廃止の確認手順と放射能測定マニュアル」の企画委員会セッションを設けております。本マニュアルは前回の発行時に大変な好評を頂きましたが、その後の放射化物の取扱方法等の変更に伴い必要となった改訂について、取りまとめて講演をいただくものです。放射線施設管理者にとっては貴重な情報が得られるものと期待しております。最後に、学会賞の授賞式と記念講演、大会賞の授賞式、今年度新設された若手奨励金の授賞式を執り行います。学術大会終了後には、新しい試みとして「あいちシンクロトロン光センター」と、新築された「名古屋大アイソトープ総合センター」の見学会を企画いたしました。こちらにも奮ってご参加いただければと思います。
本学術大会では3日間を通して、特別講演、シンポジウム等を含めて口頭発表が57件、ポスター発表が43件あります。ご参加いただく皆様方にとって有意義な大会となるよう大会実行委員とともに準備を進めておりますので、是非ともご参加いただき、活発な質疑応答、討論をお願い申し上げます。最後になりましたが、本大会開催にあたっては展示16件を含め、32社もの企業様より協賛を頂戴いたしました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
瓜谷 章(名古屋大学大学院工学研究科総合エネルギー工学専攻教授)
委員会名簿
大会長 瓜谷 章 (名古屋大学大学院工学研究科)
副大会長 柴田理尋 (名古屋大学アイソトープ総合センター)
実行委員 渡辺賢一 (名古屋大学大学院工学研究科)
吉橋幸子 (名古屋大学核燃料管理施設)
小島康明 (名古屋大学アイソトープ総合センター)
山崎 淳 (名古屋大学大学院工学研究科)
釣田幸雄 (名古屋大学大学院工学研究科)
事務局 三浦美穂 (日本放射線安全管理学会事務局)
由良はつい (日本放射線安全管理学会事務局)